ぶらり、大山 〜大山の不思議と素敵を語る〜
[第4回]避暑においでよ!緑のオアシスへ
いよいよ真夏到来
連日暑い日が続いています。35度を超える猛暑日、さらには熱帯夜も続き、うんざりするほどですが、そんな日は暑さを逃れて大山に出かけたい。標高800mの大山寺付近は平野部に比べて5度程度気温が低いことが知られていますが、気温だけでなく、ブナの森を抜ける風は森のエキスが含まれるのか、爽快感が違います。木陰にたたずめば、涼しさを感じるほど。心地よい時間を過ごすことができます。
森の散歩道
今年、大山寺地区の下山キャンプ場隣接地に森の散歩道が整備されました。全長400mほどの立体的な木道で、ブナやミズナラの木々をぬうようにデザインされています。実に心地よい空間で、朝夕には鳥たちの鳴き声がオーケストラとなって聞こえてきたりします。ここが無料で楽しめるとは・・・、国立公園ならではの設備だと思います。
避暑地、大山!
今年は台風の当たり年ともいわれていますが、その進路によっては風が大きく変化します。東や北寄りの風が吹くときは過ごしやすいですが、特に南風、南西風が吹く時には、注意が必要です。山の北側の平野部は決まってフェーン現象となり気温が上がります。37度超の体温以上になることもあります。そんな日は、逃げるが勝ち。暑さと戦っても勝ち目はありませんから。冷房をガンガンつけるのもなんなので、さっさと大山に出かけたいですね。米子駅からクルマで30分ですから近いものです。また、フェーン現象が発生する日は、南麓の高原は平野部の気温より10度以上も気温が低い場合もあります。これがフェーン現象のからくりですが、山の風上側は風下側に比べて結構気温が下がることがあります。標高900mの奥大山・鏡ヶ成高原は米子市内が37度の時も気温が25度なんてこともあります。この夏は避暑地・大山を存分に活用して元気を維持したいものです。
(BUNAX)