ぶらり、大山 〜大山の不思議と素敵を語る〜 大山開山1300年祭 特別コラム

[第28回]大山が萌える 春もみじの季節到来

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(写真:春もみじ)

 

4月下旬、大山の森は静的なモノトーンから一気にバイタルカラーに変身します。驚くほどの速さで

一斉にブナやミズナラなどの落葉広葉樹が芽吹き、まさに“山笑う”といった賑やかで明るい森へと

姿を変えていきます。樹種によって芽吹きのタイミングが若干異なり、新緑も微妙に色が違うため、

森はパッチワークのように鮮やかな緑から、濃い緑、茶色系の緑など様々な色合いの緑が混在する

賑やかな雰囲気の森となります。東北ではそんな森の様子を“春もみじ”と表現するようですが、

まさにぴったりの言葉ですね。山麓のビュースポットはいろいろありますが、クルマで簡単に

アプローチできる大山寺橋(上の写真)や鍵掛峠がお勧め。米子市内から30~40分程度の距離です。
 

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(写真:芽吹いたばかりのブナの新緑)

 

この芽吹きのタイミングで森に入ると、グリーンシャワー効果で身も心もフレッシュなグリーン

に染まり、身体の奥底から元気が湧いてきます。目に見えないけれども、フレッシュな酸素も

充満しており、深呼吸するとまるで1年分の酸素を、そしてエナジーをチャージしたかのような

気分になります。中でもブナの新芽は特別な色合いの緑で、あえて“パワーグリーン”と表現

したくなるほどの強烈な色彩です。この時季限定のブナの森の新緑ウオークを是非体験したい

ものです。手軽に楽しめるブナの森ドライブもお薦めです。ベストコースは大山環状道路

(大山パークウェイ)の二ノ沢~三ノ沢にかけて。窓を開けて、心地よい音楽をBGMにして

ゆっくりドライブしたいものです。


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(写真:森の中の牧草地)

 

大山の側山・三平山(鳥取、岡山県境の山)の中腹から見下ろすと、緑のクレーターが広がる

不思議な風景がありました。周囲の森は“春もみじ”、その外周は濃い緑の杉林、そして中心には

絵に描いたような緑の草原。見たこともない、魅力的な風景にググっとひきつけられました。

新緑の季節、大山周辺にはハッとするようなコントラストの効いた風景が溢れています。

そんな風景を探してロケーションハンティングするのも面白いプログラムです。

今年のゴールデンウイークはかつてない10連休。晴れた日を狙って出かけてみませんか。

きっと発見があります。

 

                                (BUNAX)

 

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